工事用の作業船を使って災害時に物資を輸送する協定を、鹿児島市の企業といちき串木野市が県内で初めて結びました。
いちき串木野市と協定を結んだのは、鹿児島市にある総合建設会社・渡辺組です。
いちき串木野市で地震などの災害が起きた場合に、渡辺組が所有する2隻の作業船を使って支援物資を運びます。作業船は全長およそ60メートルで、県内の港湾工事に使われています。
災害で道路などが寸断した場合、100人が使う3日分の飲み物と食料を積んで、被災地近くの港に運びます。また、被災した人が船内のトイレや洗濯機を利用できるほか、船上で炊き出しもできるということです。
(いちき串木野市 中屋謙治市長)「船とは思えないぐらい素晴らしい設備で驚いた。(支援の)体制ができたことはありがたいことだと思う」
(渡辺組 渡辺丈社長・いちき串木野市出身)「(市が)災害協定に可能性を感じていると肌で感じることができた」
民間の船を災害支援に使用する協定は、県内では初めてです。
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