小学生の時に台風19号災害で被災した中学生がアプリを開発しています。取材した橋詰記者が解説します。
宮入千洋キャスター:長野市の石川柊太さんたちが開発中のアプリ、どんな特徴があるのでしょうか?
橋詰ゆな記者:
開発中のアプリでは、まず、住民は警戒レベル3以上になると、「避難しました」、「連絡ください」のボタンとGPS機能が使えるようになります。
アプリでは、ボタンを住民が押すことで、区長や常会長のスマートフォンの画面に、避難している人の数、していない人や避難できずに困っている人などが表示されます。
このアプリが開発されれば、避難状況の把握が速やかにできることが期待されます。
宮入キャスター:課題はどのようなところに?
橋詰記者:
GPSとなるとやはりプライバシーの保護を懸念される人も多いと思います。ただ警戒レベル3以上でないとGPSがオンにできないなどの対策しています。
柊太さんは「逃げ遅れゼロ」のために「諦めずにアプリ開発をしていきたい」と話していました。
宮入キャスター:取材を通してどのようなことを感じましたか?
橋詰記者:
柊太さんは当時は小学生でしたが、「被災者だからこそ伝えられることがある、自分にしかできないことがある」と強く語っていた姿が印象に残っています。アプリの実用化が待たれます。
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