“裏金議員”10人以上を非公認とする可能性が出てきました。
解散総選挙の日程は決めたものの、結論が出せずにいた“裏金議員”の公認問題について、10月6日、方針が示されました。
(石破茂総理)「相当程度の非公認が生ずることとなるが、国民の信頼を得る観点から、公認権者として責任をもって最終的に判断をしていく」
石破総理は裏金事件に関わった議員について一部を公認しないほか、不記載議員の重複立候補は認めない方針を表明。
党関係者への取材によりますと、非公認の対象となるのは、『党員資格停止』などの重い処分を受けた西村元経済産業大臣や萩生田元政調会長などで、現時点で少なくとも10人以上に上るとみられるということです。
厳しい選挙が予想される“裏金議員”たち。安倍派の幹部だった西村元経産大臣は7日朝、地元・兵庫県明石市の駅でビラ配りを行いました。
(西村康稔元経産大臣)「(Q非公認となる見通しですが?)がんばります。(Qどう戦っていく?)初心に戻って一からやるだけです」
こうした石破総理の方針に、党内では「完全な安倍派潰しだ。選挙後、火の玉になって総理に襲いかかってくる」など、選挙後の党内融和を不安視する声が相次いでいるといいます。
一方、野党側は…
(立憲民主党 笠浩史国対委員長)「極めて不十分だと思いますし、少数の非公認だけで国民のみなさんが納得するのかというと、私は難しいのではないかと思っています」
立憲民主党の野田代表は、“裏金議員”の選挙区には一本化した野党候補を立てるべく、各党に呼びかけています。
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