吉田兼好にゆかりがある大阪の寺の元住職が寺の供託金2200万円あまりをだまし取った罪などに問われた裁判で、大阪地裁は元住職に懲役2年6か月の実刑判決を言い渡しました。
判決などによりますと、大阪市阿倍野区の「正圓寺」の元住職・辻見覚彦被告(57)は2018年、寺の敷地内に建設を予定していた特別養護老人ホームの資金繰りが悪化する中、寺が所有する土地を売買したとするウソの登記申請を行ったほか、寺の供託金2200万円あまりをだまし取るなどしました。
10月7日の判決で大阪地裁は「寺を守りたいという動機があったとしても、資金繰りのめどが立たないまま建設計画を実行した被告の無計画さは無視できない。悪質な犯行だ」と述べ、懲役2年6か月の実刑を言い渡しました。
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