富山県砺波市の路上で、60代の男性の頭をジャッキで殴り重傷を負わせ、約80万円の入った財布などを奪った疑いで、射水市の20代の男2人が逮捕されました。

強盗致傷の疑いで逮捕されたのは、射水市の中央町の自称無職、佐野源一郎容疑者(26)と射水市三ヶのアルバイト従業員、高畑快生容疑者(21)です。

警察によりますと、男2人は共謀のうえ、先月26日の午前11時ごろ、富山県砺波市茶ノ木地内の路上で、県内在住の60代の男性の頭を、車を持ち上げる際に使用するジャッキで殴るなどの暴行を加え、現金約80万円の入った財布などを奪い、男性に頭頂部挫創などの傷害を負わせた疑いが持たれています。

男2人は、人里離れた山中にある現場まで、被害男性を乗せて、乗用車で訪れ、犯行後、男性を残し立ち去ったとみられています。

男2人が現場から離れた後に、被害男性が、1キロメートルほど離れた民家に助けを求め、住民が110番通報したことで被害が発覚。警察は防犯カメラの映像などから男2人を特定しました。認否については、捜査に支障が出るとして明らかにしていません。

男2人は知人関係にあり、被害を受けた男性は、容疑者の1人と面識があったということです。

男性は、全治1ヵ月以上の重傷を負いましたが、命に別状はないということです。

また、犯行に使われたジャッキは、現場を訪れた乗用車に搭載されていたものとみられ、警察は、計画的な犯行とみて捜査を進めています。

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