甲羅に亀裂が入った状態で保護され、名古屋市の水族館で治療されてきたアオウミガメの放流イベントが5日、高知県室戸市で開かれた。「よもぎちゃん」と名付けられた若い雌で、元気な様子で海に戻り、来場者を喜ばせた。  カメは甲羅の長さ約66センチ、体重約46キロ。高知県沖で7月、定置網にかかっているのを発見され、室戸市の「むろと廃校水族館」が保護。協力関係にある名古屋市の「シーライフ名古屋」で治療してきた。廃校水族館の若月元樹館長(49)は「連携があったからこそ、迅速に処置や治療ができた」と話した。  アオウミガメは環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている。


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