「年金の還付金があります」など電話があり、60代の男性が指示通りにATMを操作したところ現金を振り込んでしまい、約20万円をだましとられました。

警察によりますと9月24日午前10時30分ごろ、山梨県中央市の60代の男性の家に市役所職員をかたる男から電話がありました。

男は「年金の還付金があります」などと話し、午後5時45分ごろに再度、電話で「還付金の手続きを行います」などと話し、男性に金融機関に電話番号を伝えました。

男性がその電話番号に電話すると、金融機関の職員をかたる男から「今日中に手続きをしないと還付金が受け取れない」などと言われたため、男性は金融機関のATMに向かいました。

そして、指示された電話番号に電話をしたところ、男から「電話をつないだままATMを操作してください」と言われ、指示を受けながら操作しました。

操作を終えた後、男性は不審に思い、伝えられた電話番号をインターネットで調べたところ、詐欺に使われていると分かり、更に他人の口座に現金19万9311円を振り込んでいたことが判明、警察に被害を届出ました。

警察では公的機関が還付金をATMで受け取る手続きを行うことは絶対にないとして、電話を受けたら相手の身分を聞いて公的機関の電話番号にかけ直すなど、注意を呼び掛けています。

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