石破新総理は4日の臨時国会で所信表明演説を行い、普天間基地の1日も早い全面返還のために辺野古への移設工事を進めていく考えを示しました。一方、日米地位協定の改定には触れませんでした。

石破内閣が発足して初めての臨時国会で所信表明演説を行った石破総理は普天間基地の辺野古移設について次のように述べました。


▽石破総理
「在日米軍の円滑な駐留のためには、地元を含む国民のご理解とご協力を得ることが不可欠です。普天間飛行場の1日も早い全面返還を目指し、辺野古への移設工事を進めます」

石破新総理は先月、那覇市で開かれた地方演説会で「日米地位協定の改定に着手すべきであるし、基地は自衛隊と共同管理にする」と発言していましたが4日の演説では触れませんでした。

総裁選前、沖縄で「日米地位協定改定に着手すべき」と演説


自衛隊については防衛力の最大の基盤として自らを長とする関係閣僚会議を設置し、在り方を早急に検討するとしています。

また、沖縄が全国最下位である1人当たりの県民所得や子どもの貧困問題に触れ「沖縄経済を強化すべく、支援を継続する」と述べました。

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