総理就任から戦後最短のスピード解散で27日とみられている解散総選挙。
その日、開票所として使う新潟市の体育館ではあるビッグイベントが行われることになっています。新潟市の選挙管理委員会はどうするのでしょうか。

新潟市の選挙管理委員会です。

スピード解散で今一番苦労しているのが、期日前投票所のスタッフ集め。延べ1900人が必要ですが300人足りず、今回初めて人材派遣会社に依頼をしています。

【新潟市 選挙管理委員会事務局 小林修一郎 係長】「期日前投票が開いてないなんてことは絶対にあってはならないことですので、全力をあげてうちに確保して態勢を整えている」

もう一つの懸念が当日の投票所、開票所の確保です。こちらの東総合スポーツセンタでは…

【記者リポート】「この体育館、今月27日とみられている衆院選の開票所になっているんですが、実は同じ日にアルビBBの試合があるんです」
正午からバスケの試合が開催されるのです。

【新潟市 選挙管理委員会事務局 小林修一郎 係長】「最初、率直に思った時は準備が大変になるなというのが正直な感想でした。本当にできるのかといった不安のほうが勝ってしまうかなと」

試合は、正午にスタートし午後2時ごろ終わります。その後、ヒーローインタビューやブースターの退場、会場の撤収作業があるため体育館が空くのは開票作業のわずか4時間前、午後5時ごろになりそうです。

そこで、新潟市選管は試合と並行して隣の会場でできる準備を進めておき、午後5時から急ピッチで開票所の準備を進めます。午後7時には最終チェックを終え、午後9時に間に合わせる方針です。

【新潟市 選挙管理委員会事務局 小林修一郎 係長】「時間との戦いというところなんですけども、本番で開票できないということは絶対にあってはならないので何が何でもやっていくと」

他にも投票所となる学校で文化祭が行われる所があり調整を進めているそうです。

前回の衆院選では新潟市の投票率は57.71%。新潟市は市報などで積極的な投票を呼び掛けるということです。

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