前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、雷を伴って非常に激しい雨や激しい雨となっている所があるとして、気象庁は、沖縄地方と西日本、東日本は4日、九州南部・奄美地方は5日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意するよう呼び掛けています。

気象庁によりますと、前線が東シナ海から本州付近を通って日本の東にのびていて、前線上の日本海には低気圧があり北東に進んでいるということです。

低気圧や前線に向かって、台風周辺や高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降っている所があるとしています。

低気圧は4日夜にかけて日本の東に進み、前線が北日本から西日本を南下する見込みで、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴って非常に激しい雨や激しい雨が降る所がある見込みです。

北海道や北陸、東海、四国、沖縄では、雨雲の発達や停滞次第では警報級の大雨の恐れがあるとしています。

雨の予想

▽4日に予想される1時間降水量(多い所)
 東海地方 40ミリ
 四国地方 40ミリ
 北海道地方 30ミリ
 北陸地方 30ミリ
 近畿地方 30ミリ
 沖縄地方 30ミリ

▽5日午前6時までに予想される24時間降水量(多い所)
 東海地方 120ミリ
 北海道地方 100ミリ
 四国地方 100ミリ
 沖縄地方 100ミリ
 北陸地方 80ミリ
 近畿地方 80ミリ

防災事項

落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、ひょうが降る恐れもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。

来週にかけて、各地で雨が強まる時間帯がありそうです。

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