静岡市は10月3日、市が運営する施設内の男性浴室で、基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されたと発表し、安全確認ができるまでの間、使用を中止すると発表しました。

レジオネラ属菌が検出されたのは、静岡市ふれあい健康増進館「ゆ・ら・ら」(静岡市葵区南沼上)内にある男性浴室です。

市によりますと、9月25日に実施した定期水質検査で、施設内の男性浴室の主浴槽から基準値の10倍のレジオネラ属菌が検出されたということです。10月3日に結果通知がありました。

レジオネラ属菌の潜伏期間は2~10日で、感染すると倦怠感や頭痛、発熱などの症状が見られるとされています。市によりますと、これまでに体調不良を訴えるといった健康被害についての報告はありません。

この施設での清掃は、内部配管や浴槽の高濃度塩素消毒を週に1回、浴室の掃除やヘアキャッチャーの消毒などは、毎日行っていたということですが、主浴槽は浴室機能の中心を担っていることから、市では再度、殺菌消毒・清掃・水質検査を行い、安全確認ができるまでの間、男性浴室全体の使用を中止すると決めました。

この施設では、2023年にも男性浴室の主浴槽でレジオネラ菌が検出されています。

男性浴室の利用再開には、早くても2週間程度かかるということですが、女性浴室や温水プール、トレーニング室などは通常通り利用が可能です。

静岡市スポーツ振興課の担当者は「最近プールを利用して体調不良となった人は、まずはかかりつけ医を受診して欲しい」と呼びかけています。

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