アートでメッセージを発信する、謎多きアーティストバンクシーの版画展が、天童市できょうから始まりました。

バンクシーはイギリスを拠点に活動する匿名のアーティストで、社会問題をテーマにした作品を世界各地の壁や柱などに残しています。

こちらは、バンクシーの代表作品「少女と風船」。

オークションで落札された瞬間、シュレッダーにかけられた事が世界的に話題となりました。

そして、戦禍の中、ウクライナで発見された「柔道」。

サロン・ド・ヴェール 本間靖一郎 チーフアドバイザー「基本的にバンクシーは
戦争反対・暴力反対の風刺画を描いている作家。バンクシーがどういうメッセージを描いているかそれを見ていただければ楽しめる」

イオンモール天童できょうから始まった「バンクシー版画展」。

展示されているのはイギリスの工房で複製された版画で、裏側にはシリアルナンバーと工房のロゴがプリントされています。

60点以上並ぶ展示品の中には、日本にしかない貴重な版画も…

サロン・ド・ヴェール 本間靖一郎 チーフアドバイザー「フラワースロワーと申しまして、バンクシー自身がパレスチナとイスラエルの戦地まで出向いて国境の壁に描いた画。青年が火炎瓶を投げている姿を花束に変えた有名な画」

実はこの版画、複製された数は200枚。その全てを、版画展を主催したサロン・ド・ヴェールが買い取ったそうです。

サロン・ド・ヴェール 本間靖一郎 チーフアドバイザー「基本的には200枚作った段階で工房では原版を破棄する。だからこそ版画の価値が生まれる。十分に満足できるバンクシーの版画だと思う」

バンクシー版画展はイオンモール天童で今月8日まで開かれています。

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