秋田県病害虫防除所は秋田県中央部で栽培されている宿根アスターで、秋田県で初めて農作物における加害が初確認となるアワダチソウグンバイであることが判明したと発表しました。

アワダチソウグンバイは北米原産で、平成12年に兵庫県で初確認後、日本各地で発生が確認されています。
アワダチソウグンバイの特長としては、まず体長がおよそ3ミリで、体の周囲や背面に鋭いトゲが並んでいます。

背面には不安定な茶色の斑紋があり、羽根の先では横条斑となります。成虫は葉裏に寄生し、葉の汁を吸います。特に幼虫は集団で加害します。汁を吸われた葉は白いかすり条の脱色斑点が見られるほか、茎葉には黒い排せつ物が見られます。被害が甚だしい場合は葉の枯死、落葉が見られます。

防除対策として、圃場周辺のセイタカアワダチソウやブタクサなどのキク科雑草を早期に除草することなどを呼びかけています。

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