中学生2人がお手柄です。先月3日、栃木県日光市にある踏切で立ち往生していた高齢の女性を救助し、警察から感謝状が贈られました。

感謝状を贈られたのは、日光市の中学3年生、赤松璃久さん(15)と我妻政哉さん(15)で、2人は先月3日午後4時ごろ、栃木県日光市の東武鬼怒川線大桑駅そばにある踏切を学校から自転車で帰宅途中、高齢の女性(81)が踏切の中で、歩行補助機を押しながら身動きがとれなくなっているのを発見。

踏切の警報機が鳴り遮断機が下りたため、2人はお互いの目を合わせて、無言で「行こう」と合図、赤松さんは女性に駆け寄ってレールに挟まった歩行補助機を外し、我妻さんは遮断機を持ち上げて、出口を確保して女性を無事踏切の外に誘導しました。

電車はその直後に、踏切を通過していったということです。

2人は小学生時代、学童野球チームで一緒にプレーした仲間だったため、言葉を交わすことなく見事な連携がとれたといいます。

我妻政哉さん
「学童の時から一緒に野球をやっていたのが、阿吽の呼吸ができた理由だと思います」

2人の将来の夢は、赤松さんはプロ野球選手、我妻さんはスポーツに関わる仕事に就きたいということです。

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