埼玉県所沢市の緊縛強盗事件で、逮捕された男3人のうち1人が「東京・国分寺市の強盗も私です」と供述したうえで、いずれの事件でも、通信アプリの同じ名前のアカウントから指示を受けていたことが分かりました。

この事件はおととい未明、男4人が所沢市の住宅に押し入り、高齢夫婦を粘着テープで縛って現金などを奪ったもので、4人のうち、海藤貴志容疑者(43)、佐藤聖峻容疑者(24)、自称・和佐裕夢容疑者(28)の3人が逮捕されました。

所沢市の事件前日には、東京・国分寺市でも強盗事件が起きていて、佐藤容疑者が「国分寺市の強盗も私です」と供述していることが捜査関係者への取材で分かりました。

佐藤容疑者は、秘匿性の高い通信アプリで指示役とやりとりをしていて、所沢市と国分寺市のいずれの事件でも同じ名前のアカウントから指示を受けていたことも新たに分かりました。

警察は、2つの事件に同じ指示役が関与したとみています。

また、所沢市の事件では実行役が4人いて、1人が現場から逃走していますが、警察は、森田梨公哉容疑者(24)を指名手配し、映像を公開しました。

警察が公開した動画は、事件直前、埼玉県内にあるコンビニを訪れる森田容疑者の様子です。手にはスマホのようなものを持っているようにみえます。

森田容疑者は、所沢市の現場近くで押収された白い車に乗っていたとみられ、同じ白い車は国分寺市の現場近くでも確認されています。

埼玉県警と警視庁は、所沢市と国分寺市の事件の全容解明を進めるとともに、先月、さいたま市と東京・練馬区で起きた似た手口の強盗事件についても関連を調べています。

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