関東地方は2日、暖かい南風と日差しの影響で残暑がぶり返し、埼玉県越谷市で33.3度、東京都心(千代田区)で31.9度まで気温が上がるなど、広い範囲で季節外れの真夏日(最高気温30度以上)となった。

真夏日となった東京都心で、半袖を着て歩く人たち=2日午後、東京都渋谷区で(川上智世撮影)

 都心で10月の真夏日は3年ぶり。35度以上の猛暑日を含む真夏日は今年、都心で計81日となり、過去最多だった昨年の計90日に次いで多い。  神奈川県小田原市では33.2度、東京都八王子市で32.7度、茨城県鉾田市で32.5度、千葉県成田市で32度など、関東の計9カ所で10月の観測史上最も高い気温となった。他に栃木県佐野市で32.2度、群馬県館林市で31.7度など、多くの所で平年を5〜9度ほど上回った。  気象庁によると、3日の関東は前線と低気圧の影響で天気が崩れるが、来週前半にかけて気温は平年を上回る日が多い見込み。(宇佐見昭彦) 

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。