柏崎刈羽原発の再稼働について新潟県の花角知事は「県民に信を問う」としていますが具体的な方法は述べていません。「考えを明らかにすべき時期だ」柏崎市の桜井 市長は知事にそう促しました。

柏崎刈羽原発7号機の再稼働について「要請があれば応じる」と述べていた柏崎市長の桜井雅浩市長。

花角知事が再稼働について「県民に信を問う」と繰り返しながらその方法を明らかにしない中、県民投票に向けた動きが始まったことについて聞かれると、こう述べました。

【柏崎市 桜井雅浩 市長】「信を問うという言葉だけがもう5年も6年も踊ってるわけです。じゃあ信を問うというのはなんなんだと。何の答えもないというのは、私はやはり政治家としては望ましくないなと」

そして「考えを明らかにすべき時期に来ている」と知事に迫りました。

一方 先月、柏崎刈羽原発の使用済み核燃料が青森県むつ市の中間貯蔵施設に搬出されたことについては「小さな一歩かもしれないが核燃料サイクルが動き始めた」と述べました。

【柏崎市 桜井雅浩 市長】「電源が失われた場合に使用済み核燃料そのものもリスクになるというのは前から申し上げたところでございます。そういった意味で、そのリスクが軽減されるといった部分はもちろんあろうかと思います」

その上で青森県 六 ヶ所村の核燃料再処理工場の完成が遅れていることを踏まえ、「最終処分場の問題を含めて国としては本腰を入れてほしい」としています。

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