去年9月、熊本市の自宅で父親を殺害したとして殺人の罪に問われている男の初公判が熊本地方裁判所であり、男は起訴内容を認めました。

殺人の罪に問われているのは、熊本市西区八島(やしま)の無職、前田翔(まえだ しょう)被告(42)です。

起訴状などによりますと、前田被告は去年9月、自宅で同居する父親の憲一郎(けんいちろう)さん(68)の頭や顔をバールやブロック片で殴り、殺害した罪に問われています。

10月2日の裁判員裁判の初公判で前田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

検察は冒頭陳述で「強固な殺意を持ち、計画的かつ残忍な犯行」と指摘しました。

一方で弁護側は、「亡くなった母親との思い出がある自宅から追い出されそうになり犯行に及んだ経緯や、事件後に自ら通報し、自供した点を考慮してほしい」と情状酌量を求めています。

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