防衛省は1日、全国の陸上自衛隊の駐屯地が保有していた有害な有機フッ素化合物「PFOS」を含む泡消火薬剤の交換や処分を終えたと発表した。駐屯地周辺の地域住民から不安の声があり、2020年2月から処分を実施していた。  防衛省によると、21年3月までにいったん処分を終えたとしていたが、今年6月に一部駐屯地で保管されているのが判明。全駐屯地の再点検を実施した結果、12駐屯地で計184リットルが残っていると分かり、9月末までに処分が終わった。  防衛省は「適切に管理され、漏えいなどは確認されていない」としている。  有機フッ素化合物は泡消火剤のほか、金属加工などに広く使用されていた。


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