石破新内閣の顔ぶれをどう受け止めたのか。鹿児島県内の各政党の反応です。

石破新内閣と小里泰弘新農林水産大臣の誕生に、与党からは期待の声が聞かれました。

(自民党県連 吉留厚宏幹事長)「東アジアの外交安全保障に力点を置いた仕事ができる安定した内閣。政治とカネの問題で政治改革が非常に重要だが、ルールを守る自民党ということで頑張っていければ。(小里氏入閣は)鹿児島県は北海道に次ぐ農業県なので、うれしく名誉なこと」

(公明党県本部 松田浩孝幹事長)「いよいよ、さらなる自公のスタートだと考えている。小里さんが農水大臣。鹿児島にとっては良い内閣になる。自公の連立で25年間してきた関係性の中で、いかに国民に理解をしてもらうか。成果をあげる意気込み、責任感を訴えて国民の信を問うのはいいこと」

一方の野党からは、石破新内閣について、新鮮味に欠けるといった感想や、国会の場で論戦を十分にせずに解散総選挙に臨む姿勢に批判の声が上がりました。

(立憲民主党県連 柳誠子代表)「どこがどう変わるのか、ちょっと不思議な感じがする。前に入っていた人も何人もいるし。もう少し国民生活、経済など議論を交わしてから解散すべきじゃないかと思っていたので、その辺はちょっと期待はずれだったなと。(候補者を)必ず国会に送らなければいけないと思っている」

(共産党県委員会 山口広延委員長)「石破さん自身は岸田政権のやってきたことを受け継ぐということなので、自民党政治はそのまま温存されて変わらないんだなというのが率直。裏金問題に関して言うと、やっぱり論戦するのが怖いのだろうと思っているので、審議しないで解散に持ち込んで逃げ切ろうというのが今、自民党の姿」

(国民民主県連 成川幸太郎幹事長)「地方創生ということを第一義的に取り上げていたので、地方の活性化につながるよう施策を打ち出してもらえればありがたい。能登半島の地震と大水害を放置して、選挙・選挙となっているのは非常に残念で、国民目線に立った国政をやっていただきたい」

(社民党県連 川路孝代表)「変わったということは本当に感じない。国民生活どうするんだということですね。もう大変なこの生活の疲弊、労働者の賃金も25年間、実質賃金は上がっていないわけで。生活を中心に争点にして支持を訴えていきたいと思う」

日本維新の会の田代芳樹鹿児島市議は、「重鎮の影が見え隠れする組閣で、これまでの自民党政治と同じ。裏金問題がある中で、論戦をきちんとしたうえで国民の信を問うべき」とコメントしています。

参政党県連の櫻木隆志副会長は、「新政権の誕生を祝いたいが、顔ぶれを見ると、今までの政治の流れが変わるとは思えない。総裁選で言ったことを当選後すぐ、覆す姿勢に不信感を抱くが、国民に信を問うのは賛成だ」と話しています。

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