甲府市中心街のさらなる賑わいを目指し、芝生の上でランチが食べられるスポットを作るなど、人通りを増やそうという社会実験が始まりました。

「カンパーイ」
秋晴れの下、ランチを楽しむ女性たち。

これは、甲府市や経営者などでつくる団体がはじめた社会実験です。

甲府市の中心街は人通りが減少傾向にあり、市の調査では、この10年間で歩行者が約2割減っています。

団体は中心街で過ごす人を増やそうと、舞鶴城公園南広場にパラソルやベンチ、それに長さ約40mの日よけを設置しました。

1日は初日限定でサンドイッチや弁当などを販売する店が出て、大勢の親子連れなどでにぎわいました。

利用者は:
「レジャーシートも借りられてピクニックできるのは楽しいです」

甲府まちなかエリアプラットフォーム 雨宮潔会長:
「(利用者が)とても幸せそうな顔をしていたので、一つひとつそういった輪が広がること、それが一過性ではなく根付いたムーブメントになると信じたい」

また、中央公園にはスケートボードのプレイエリアが。
オリオン通りでは飲食できるベンチやテーブルが置かれていて、中心街の3か所で同時に実験が行われます。

期間は1か月間で、団体は利用者の増減を調査し賑わいの創出につなげたいとしています。

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