パリオリンピックで金メダルを獲得した櫻井つぐみ選手が母校の野市中学校で講演を行いました。綱引き対決も行われ、会場は大盛り上がりでした。

全校生徒512人とその保護者たちに迎えられたのはパリオリンピック・レスリングで金メダルを獲得した櫻井つぐみ選手です。

櫻井つぐみ選手

櫻井選手は野市中学校の卒業生で、1日は集まった後輩たちに「継続は力なり」というテーマで講演を行いました。

野市中学校時代に初めて世界の舞台に立った櫻井選手ですが、高校に進学してからは勝てなくなり、練習も楽しくなくなったといいます。そんな櫻井選手を変えたきっかけは”ある思い“を持つようになったことでした。

■櫻井つぐみ選手
「高校生で自分が変わったきっかけというのも「自分がオリンピックに行きたい」「自分が優勝したい」という思いでやるようになったことだと思います。誰が見ていようが、見ていなくても「自分がやりたいんだ」という思いは強く持って、自分の思いでやるようになってから自分自身はすごく成長できたのかなと思います」

講演の後は「つぐみ先輩に挑戦」と題して綱引き対決。櫻井選手はかわいい後輩たちとの交流に思わず笑顔を見せていました。

後輩たちとの交流に思わず笑顔を見せていました

■櫻井つぐみ選手
「最後はこっちのチームが勝ったのでまだまだ世界は甘くないぞというのを見せられたかなと思います」

櫻井選手 「まだまだ世界は甘くないぞというのを見せられたかなと思います!」

最後に質問タイムも設けられ、生徒からはくじけそうになった時に聞く歌や努力の継続に大切なことなどさまざまな質問が出ていました。

■生徒
「努力をして物事を続けたりするにはどのようなことが大切ですか」

■櫻井選手
「目標がないと苦しくなるだけだと思うので、まずは遠くの目標も夢も近くの自分が頑張れば達成できるだろうなという目標を立てて毎日コツコツと自分と向き合いながらやることが大切だと思います」

■生徒
「(練習をさぼるのは)いかんなと思ってしっかり努力するようになったというところがオリンピックにつながるんだなと思いました。目標に向かって高校でもレギュラー取って活躍できるように頑張っていきたいです」

金メダルという快挙を成し遂げた偉大な先輩との交流は生徒たちの忘れられない思い出になったようです。

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