10月に入り運転手不足に陥っている富山地方鉄道の路線バスが大幅な減便となり、利用者からは不安の声も聞かれました。

富山市を中心に高速バスや路線バスを運行する富山地方鉄道は、深刻化している運転手不足や労働時間の見直しなどからきょうのダイヤ改正で路線バスの大幅な減便を行いました。

減便となったのは36路線で平日80便、休日25便です。

通勤・通学時間帯の朝や夕方は運行本数を維持し比較的利用者が少ない日中の便を中心に本数を減らしたということです。

バスの利用客「きょう朝見たら、あれっ?と思って。いつものは無くなっちゃいましたね。お金はかかりますけれど、タクシーとかをうまく使って…」

バスの利用客「ちょっと不便になったね。(前は1時間に)2、3本バスがあったんです。今はもう1本」

バスの利用客「仕方ないのだろうと思うのですが不便にはなりましたね。(待ち時間の)時間つぶしが大変です」

バスの利用客「自分の気ままなことは言ってられないからね。流れで我々年寄りも行動しないとダメなんじゃないかと」

富山地方鉄道は生活路線の確保を最優先するため、今年に入り高速バスの富山・金沢線を廃止したほか、京都・大阪線や名古屋線の往復数を減らすなどの対応を行ってきました。

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