日本の周辺には現在、台風17号と台風18号があります。このうち大型で非常に強い台風18号は、発達しながら南シナ海を西よりへ進み、2日は進路を北よりに変えて台湾付近に進んだ後、3日頃は暴風域を伴って沖縄地方に接近するおそれがあります。

台風18号の進路は

大型で非常に強い台風18号は、1日0時にはバシー海峡の北緯20度35分、東経120度10分にあって、1時間におよそ10キロの速さで西へ進んでいます。
中心の気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで中心から半径150キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。また、中心から半径500キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

台風はこのあと1 日にかけて発達しながら沖縄の南を北上、10月2日夜には台湾付近に進む見込みです。
南西諸島では、台風周辺の暖かく湿った空気の影響で、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨が降って大雨となる所があり、沖縄地方では非常に強い風が吹いて、大しけとなる所がある見込みです。

台風18号の詳しい進路予想です。

台風の中心は、2日0時には南シナ海の北緯21度25分、東経119度35分を中心とする半径65キロの円内に達する見込みです。
中心の気圧は925ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルが予想されます。予報円の中心から半径230キロ以内では風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。

2日21時には台湾の北緯22度40分、東経120度35分を中心とする半径130キロの円内に達する見込みです。
中心の気圧は950ヘクトパスカル中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルが予想されます。予報円の中心から半径260キロ以内では風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。

3日21時には東シナ海の北緯24度40分、東経123度10分を中心とする半径260キロの円内に達する見込みです。
中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルが予想されます。予報円の中心から半径350キロ以内では風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。

台風18号は東シナ海で北上が遅くなり、勢力が弱まる予想となっていますが、その後の進路予想にはバラつきがあり、最新の情報に注意が必要です。

台風17号の進路は

台風17号は北上を続け、10月1日は伊豆諸島の東から関東の東を北上する見込みです。

台風17号は、1日0時には父島の北北西約340キロの北緯29度55分、東経140度55分にあって、1時間におよそ30キロの速さで北へ進んでいます。
中心の気圧は994ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルで中心の北東側390キロ以内と南西側220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

台風の中心は、1日12時には八丈島の東北東約130キロの北緯33度35分、東経141度05分を中心とする半径65キロの円内に達する見込みです。
中心の気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルが予想されます。

2日0時には、いわき市の東約190キロの北緯37度10分、東経143度00分を中心とする半径95キロの円内に達する見込みです。
中心の気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルが予想されます。

2日21時には千島近海で温帯低気圧に変わる見込みです。

気象庁HPより
気象庁HPより

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。