30日午後、北海道北部の初山別村の工事現場で、48歳の男性作業員の頭部を挟み、死亡させたとして、重機を運転していた75歳の建設会社の社長の男が逮捕されました。

業務上過失致死の疑いで逮捕されたのは、初山別村に住む「前田建設」の社長、須川廣明容疑者75歳です。

30日午後2時半ごろ、初山別村の道路上で工事を進めていた際、須川容疑者が「油圧ショベル」と呼ばれる建設重機を運転し、アームを上げた状態で前進させていたところ、何からの理由で「油圧ショベル」本体が傾きました。

この影響でアームが下がり、先端に付いているバケット部分と、現場に置いてあった「振動ローラー」と呼ばれる別の建設機械の間に、48歳の男性作業員の頭部を挟み、死亡させた疑いが持たれています。

頭部を強く挟まれた男性は、意識不明の状態で病院に運ばれ、その後、死亡が確認されました。

工事関係者から「作業中に人が巻き込まれた」と通報を受けた警察官が駆け付け、事故の状況を聴きとるなどして、その場で、須川容疑者を逮捕しました。

調べに対し須川容疑者は「私がやったことに間違いありません」と、容疑を認めているということです。

警察は、事故当時の詳しい状況や、亡くなった男性作業員がヘルメットを着用していたかなどについて、引き続き、調べを進めています。

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