ことし5月、広島市西区で男性を鉄パイプで殴るなどして貴金属が奪われた強盗事件で、警察は30日、この事件に関与したとして新たに男5人を書類送検しました。

傷害ほう助の疑いで書類送検されたのは、18歳から19歳の男5人です。

警察によりますと、5人はことし5月、それぞれが乗った3台の車で、被害者の外国人男性の車を取り囲みその場から離れられないようにさせた疑いがもたれています。外国人男性は、別の男たちによって頭を鉄パイプで殴られるなどし大けがをしました。警察は5人の認否を明らかにしていません。

5人は、いずれも、広島市周辺で活動する不良集団の集合体、「877(ばなな)グループ」の関係者だということです。県内ではことしに入ってから8月までに、このグループの関係者約20人が傷害や窃盗などの疑いで検挙されていて、今月には、うち7つの集団が解散届を提出しています。

警察は、この傷害・強盗事件に指定暴力団六代目共政会の関係者が関与しているものとみて、捜査しています。

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