「砂里芋(さりいも)」を皆さんはご存じでしょうか。砂地で作るブランド サトイモで、最上級品は一般的なサトイモの倍以上になるそうです。一体どんな芋なのでしょうか。

砂地の畑で次々と掘り出される「砂里芋」。今月から収穫が始まり、来月下旬にピークを迎えます。

JA北新潟のブランドサトイモで、砂丘地で栽培されることからこの名前がついたそうです。

そのおいしさや白さ、きめ細かさから人気が高まり、今では関東や関西にも知られるようになりました。

丸々と大きく育った最上級品の価格はなんと、一般的なサトイモの倍以上。1キロ当たり800円ほどになるといいます。その特徴は…

【砂里芋生産者 藤井達博さん(74)】「煮崩れしなくて、色が白くて、しっとりして柔らかいってことですね。大変おいしいと思いますけどね」

砂地で育つために芋肌がきれいで身が白く、身が締まって煮崩れしにくい、といった特徴が生まれます。

ただ、砂地ならではの苦労も…
【藤井達博さん】「やっぱり春の風。砂が飛んでもう先が何も見えなくなるような時もありますしね。そういうところをなるべく暴風の麦を植えたりなんかしてね」

そんな手間暇がかかった砂里芋ですが、今年の出来は…
【藤井達弘さん】「あまり高温障害みたいな症状はないので、去年より若干大きいんじゃないでしょうかね」

JAによりますと今年は生産者17人が20ヘクタールほどで栽培し、去年並みの330トンを販売予定だそうです。

県内では来月中旬から本格的に出回る見込みということです。

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