石川県能登地方を襲った記録的豪雨から30日で10日目です。4人の行方や安否がいまだ分からなくなっている現場では懸命な捜索活動が続けられています。県内では今回の豪雨で13人が死亡し、4人の行方や安否が分かっていません。

21日に川が氾濫し住宅4棟が流された輪島市久手川町では、喜三翼音(きそ・はのん)さん(14)と前川政二(まえかわ・まさじ)さん(80)の2人の捜索が30日も行われました。

捜索には、警察、消防、自衛隊合わせて300人余りがあたっていますが、捜索範囲は海にまで広がっていて、午前中には29日に続き地元の漁師も船を出して活動に加わっています。

29日の捜索では翼音さんの制服が川の下流の竹やぶから見つかりましたが、30日も2人の発見には至りませんでした。

一方、能登町では輪島市町野町寺地に住む中山美紀(なかやま・みき)さん(31)の安否が分からなくなっています。

車が発見された場所から下流に位置する町野川の川沿いでは、30日も自衛隊員らが木を撤去する作業を進めています。

中山さんが乗っていた車が側溝に脱輪した状態で見つかった能登町久田付近の川沿いでは、消防などが180人以上の態勢で周辺を捜索しましたが、手がかりは得られていません。各地では10月1日も引き続き捜索が行われます。

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