三次の秋の風物詩、「霧の海」の本格的なシーズンを前に29日、「霧の海開き」がありました。

広島県三次市にある高谷山の展望台では、コロナ禍で中止が続いていた「霧の海開き」が、5年ぶりに行われました。

三次市中心部は、江の川など3つの川が合流する全国でも珍しい地形で、冷気が水面に流れ込むと町中すっぽりと濃い霧に覆われます。

29日の三次市の最低気温は、平年より約3℃高く、霧は一部にしかかかりませんでしたが、夜明け前から集まった人たちは、幻想的な風景を楽しんでいました。

霧の海開きを主催 「霧中クラブ」代表 梶川好三さん
「気温が下がってくると、きれいな霧の海が見えると思う。何回も通っていただくと、印象に残る霧の海が見られるかもしれない。ぜひ来てほしい」

「霧の海」は気温が下がる10月から、本格的なシーズンを迎えます。

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