20代の女性に性的暴行を加えた罪などに問われている元警察官の男に、名古屋地裁は懲役15年の判決を言い渡しました。


判決などによりますと元・愛知県警機動隊の巡査長、井上陽被告(29)は、去年4月までの2年間に、当時8歳から20歳までの女性6人にわいせつな行為や性的暴行を加えた罪などに問われています。

・当時小学生の女子児童の手首を縛って暴行しようとした罪
・当時20歳の女性を脅迫し暴行した上、PTSD(ピーティーエスディー)=心的外傷後ストレス障害を発症させるなどした強制性交等傷害の罪

これまでの裁判員裁判で井上被告の弁護側は、一部の事件について「性交する目的はなくわいせつに留まる」などと起訴内容を一部否認していました。

27日、名古屋地裁の吉田智宏裁判長は「警察官の立場を悪用して心理的に追い込んだ末の犯行で悪質性が高い」などとして懲役15年の判決を言い渡しました。弁護側は即日控訴したということです。

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