おととし岐阜県池田町(いけだちょう)の当時の町長に100万円の賄賂を渡した罪などに問われている大垣市の電気設備会社の元社長、久富幸司被告(63)が27日の初公判で起訴内容を全面的に認めました。

起訴状などによりますと、大垣市の電気設備会社・久富電設の元社長、久富幸司被告はおととし2月、町が発注する公共工事の指名競争入札を巡り、便宜を図ってもらおうと当時の岡崎和夫池田町長に現金100万円を渡すなどした贈賄などの罪に問われています。

初公判で久富被告は「間違いございません」と述べ、起訴内容を全面的に認めました。

検察側は、公共工事の入札を巡り本気で受注したいと思っていることを伝えるために岡崎和夫前町長に100万円を手渡したと指摘しました。一方、弁護側は「公訴事実は争わない」とコメントしました。

事件を巡っては岡崎前町長も、保釈された後、取材に対し賄賂を受け取ったことを認めています。

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