青森県むつ市で26日、使用済み核燃料が搬入された全国初となる中間貯蔵施設についてです。経済産業省の齋藤健大臣は施設の操業を「極めて重要な政策課題」として、安全最優先で取り組みを進めるよう求める考えを示しました。

経済産業省 齋藤健 大臣
「核燃料サイクルの確立には、むつ中間貯蔵施設の事業開始は極めて重要な政策課題。事業者は引き続き、安全最優先で事業開始に向けた取り組みを進めていただきたい」

齋藤健 経済産業大臣は27日の会見でこのように述べ、使用済み核燃料の一部を再利用する「国の核燃料サイクル政策」での中間貯蔵施設の位置づけを強調しました。

全国初となる使用済み核燃料の中間貯蔵施設には、26日、核燃料が搬入され、今後、事業者による確認などを経て10月の操業が見込まれています。

核燃料は施設で最長50年間保管されたあと、六ヶ所再処理工場へ搬出し処理することが検討されています。

この検討課題について齋藤大臣は「次のエネルギー基本計画の中で具体化を図る」として対応を急ぐ考えを示しました。

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