青森県立中央病院と青森市民病院の統合新病院の整備場所が「県営スケート場一帯案」に決まったことを受け、青森市の西市長は、市議会に対しての説明会を行いました。

27日の説明会で西市長は、サンドームを含む市の所有施設の移転や整備の費用について県からの協力を求めることや、青い森セントラルパークの新駅整備の検討を巡り県と市が連携して進めるなど整備に伴う課題解決の方策を説明しました。

説明を受けた一部の市議からは、サンドームの移転費用などで県が負担する割合が示されていないことや、不安を抱く市民の声への対応について懸念する声が上がりました。

青森市議会議員(無所属) 相馬純子 議員
「市民の方をないがしろにしてるんじゃないかという気持ちを、市民の方が持ってしまうのが一番怖い」

これに対し、西市長は市民の不安解消に努めるとしています。

青森市 西秀記市長
「地域住民の懸念の声というのは、それもしっかり受け止めておりますので、今後はそれをどうやったら解消できるかというところを我々工夫をしていく段階に入りますので、それなら安心だねって思っていただけるような、そういう説明を尽くしていきたいと思っています」

県と市は、今年度中に統合新病院の基本構想と計画を策定する予定で、2032年10月の開院を目指しています。

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