全国のご当地パンを一堂に集めたイベントがいま大人気なんですが、開いているのはちょっと変わった場所なんです。
(村上真惟記者)「ものすごい行列ができています」
27日朝、オープン前から大行列の愛知県春日井市にあるTSUTAYAいまじん白揚春日井店。本離れともいわれる中、書店に行列とは不思議ですが、店内に入ると。
(村上記者)
「おいしそうなパンが並んでいます。どれを買おうか迷ってしまいます」
本屋さんがパン屋さんに。25日から開かれている「全国パン博覧会」。北海道から沖縄まで、全国38店舗85種類の普段地元でしか買えない「ご当地パン」が勢揃いです。
(一番目に来た客)
「1万円超えくらい買いました。いろんなパンがあって楽しくて買ってしまいました」
人気であっという間に完売するパンも。
(客)
「スイカパン(が楽しみ)。かわいいなと思って」
宮城県のスイカパン(980円)。横から見ると緑一色。中は…スイカの色です。
トーストすると美味しい!?スイカパンの味は?
(村上記者)
「トーストすると美味しいと聞きました。ちょっと食べてみます。ん~イチゴ果汁の甘みと、種がチョコでできているんですがとっても美味しいです」
そしてこちらは…。
(客)
「富士山パンを買いに来ました。切った断面が楽しみです」
山梨県の富士山食パン(1080円)。形は富士山。味は…。
(村上記者)
「スゴイ青色ですね。ん~山梨県産のぶどうジュースが入っているということですが、ほのかに甘くておいしいです」
他にも福島県のクリームBOX(250円)や新潟県の笹だんごパン(320円)など、人気のパンは次々に売れていきます。
「本の売り上げも増えました」
一体なぜ本屋さんがパン屋さんなのか、聞いてみると。
(TSUTAYA事業部 高瀬雅也エリアマネージャー)
「残念ながら本離れが進んでいて、なかなか書店に足を運ぶお客さまが減っているというのが実態です。たくさんのお客さまに、久しぶりに本に触れる機会を持ってもらえたのではないかと感じています」
イベントが始まってから本の売上げも増えていて、まさに「“客寄せパン”ダ」の狙いは当たった形です。
ネット通販の拡大などで、書店の数がこの20年でほぼ半減している中、本屋さんになんとか足を運んでもらおうという「全国パン博覧会」。
9月29日(日)まで、TSUTAYAいまじん白揚春日井店で開かれています。
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