去年、玉野市の自宅で息子の首を絞めて殺害した罪に問われている80歳の母親の裁判員裁判で、検察は懲役5年を求刑しました。

殺人の罪に問われているのは、玉野市迫間の無職山崎末子被告(80)です。起訴状などによりますと山崎被告は去年8月、自宅で寝たきり状態だった長男の勉さん(当時52)の首をネクタイで絞め、窒息死させた罪に問われています。

きょう(27日)の公判で検察側は、「強い意思をもって殺害を行った結果は重大」としながらも、「息子の介護を一人で献身的に行っていたことなど酌むべき事情もある」として、懲役5年を求刑しました。

一方、弁護側は、「被告は長い間の介護生活に心底疲れていた」などとして、執行猶予付きの判決を求めました。判決は、来月3日に言い渡されます。

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