宮城県が進める仙台医療圏の4病院再編構想のうち仙台赤十字病院と名取市の県立がんセンターを統合する新病院のオープンが当初の予定より2年ほど遅れる見通しとなりました。

県が進める病院の再編計画を巡っては、仙台赤十字病院と名取市の県立がんセンターを統合し、名取市に新たな病院を設けることで去年12月に基本合意していて、オープンは2028年度中を目標としていました。

この計画について26日の県議会の代表質問で問われた村井知事は、新病院のオープンが2年遅れて2030年度中になる見通しを明らかにしました。

村井知事:
「設計、建設工事等の日程を踏まえますと、現時点では開院までに当初の想定よりも2年程度、時間を要する見込みとなっています」

一方、東北労災病院と名取市の精神医療センターを富谷市に移転・併設する計画について、村井知事は、富谷市に本院を置き、名取市に分院を設置する現在の案に加えて、「名取市を本院とする案」や「富谷市に本院の機能を段階的に移行する案」なども検討していると述べました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。