あさって14日、投開票される鹿児島市議会議員選挙についてです。取材にあたっている小川記者です。

(小川記者)鹿児島市議選には定数45に対して、前回より1人多い、現職34人、元職1人、新人26人のあわせて61人が立候補しました。

今回は現職8人が勇退するなどで新人も前回より8人多くなりました。女性が多くなったのも特徴で、前回より4人多い15人が立候補して過去最多となっています。

(キャスター)政党はどのように取り組んでいますか?

(小川記者)最大会派の自民党は、21人を擁立しています。当初は定数の過半数となる23人の擁立を模索しましたが、現在の20議席から1人増やすのにとどまりました。

こうした中、野党は議席の上乗せをうかがっていて、立憲民主党が現在の3議席から2人多い5人を擁立。現在議席のない日本維新の会と参政党は、それぞれ3人と1人を擁立しています。

公明党は任期中に1人が辞職したため、議席数の回復をめざし現在の5議席から1人多い6人を擁立。共産党、社民党、国民民主党は、現在の議席の維持を目指しています。

(キャスター)国政では自民党の裏金事件もありましたが影響は出ているのでしょうか?

(小川)自民党県連の幹部も影響を懸念している状況です。そうした中、野党側は、応援に駆けつけた党幹部が裏金事件に言及するなど攻勢を強めています。

(キャスター)改めて今回の選挙の争点をおしえてください。

(小川記者)多くの候補者が考えを二分するような大きな争点はありませんが、候補地が再び白紙に戻ったサッカースタジアム整備や、バスの減便が相次ぐ交通の利便性、観光振興、子育て支援など、市政課題は多岐に渡ります。

MBCが告示前にアプリを使って実施したアンケートでは、「候補者に望むこと」に自由記述でこんな意見が寄せられました。

・早くスタジアム問題を解決してほしい
・産業を活性化し、「稼げる街」を目指してほしい
・子育て支援の充実で、人が集まる街にしてほしい
・地域格差をなくしてほしい

有権者のみなさんそれぞれが自分の関心のある政策について議員の主張を見比べて投票することが求められます。

(キャスター)投票率は前回2020年は37.32%と過去最低でしたが気になるデータが出ているようですね。

(小川記者)市選管のまとめによりますと、11日までの4日間に期日前投票をした人の数は2万7749人で、選挙人名簿登録者数に占める割合は5.61%でした。前回4年前の同じ時期より0.25ポイント減っています。

期日前投票はこれまで利用者が増える傾向にあり、前回は29%と過去最高でした。そうした中で今回は伸び悩んでいる状況です。

(キャスター)あさって14日の投開票日に予定がある方は、まだ期日前投票ができますよね?

(小川記者)あす13日まで市役所の本庁や支所のほか、イオンモール鹿児島でも投票できます。今後4年間の大事な市政を担う議員を選ぶ選挙ですから、ぜひ投票してほしいと思います。

MBCでは開票が行われる14日夜、テレビ・ラジオ・インターネットで開票速報をお送りします。独自取材で候補者の得票をいち早くお伝えします。

インターネットでは午後8時をめどにライブ配信を開始します。テレビは午後10時台と11時台に特別番組、午前0時からはラジオとインターネットの同時放送でお送りします。

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