鹿児島県は26日の県議会で、伊佐市に新設する特別支援学校について、整備計画を策定したうえで開校の時期を決定する考えを示しました。

現在、伊佐市と湧水町には特別支援学校がなく、これらの地域の児童・生徒はスクールバスを利用して出水市の特別支援学校に通っています。

このことから、県は新たに、伊佐市の旧大口南中学校の敷地に特別支援学校を新設すること決めています。

26日の県議会の一般質問で県教育委員会は、新しい特別支援学校の開校時期について、施設の内容や通学区域などを盛り込んだ整備計画を策定したうえで、時期を決定する考えを示しました。

(県教育委員会 地頭所恵教育長)「地域のつながりを重視した学校とするため、地区の住民や保護者の意見を聞く機会を設けたい」

地頭所恵教育長はこのように述べ、地域の学校との交流や共同学習などを推進する方針を明らかにしました。

一方、26日の県議会では、ことし3月時点で県内に設置された太陽光パネルが事業用と家庭用、あわせて1000万枚に上ることが明らかになりました。

これが使用済みとなった場合、その廃棄量はピークの2036年には、年間でおよそ29万枚に及ぶという試算も示されました。

現時点では国などから廃棄費用を助成する制度はなく、県当局は「国の動向を注視したい」と説明しました。

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