今月２２日、山形県三川町で、一人暮らしの９０歳の女性が死亡しているのが見つかった事件で、女性の家の１階で窓ガラスが割れていた所があることがわかりました。

犯人の行方はまだわかっておらず、警察による捜査が続いています。

大塚美咲アナウンサー「三川町の事件現場です。家の周りはまだブルーシートで囲われていて、先ほど２階では警察官による捜査が行われている様子が見られました」

この事件は今月２２日午前、三川町横山の住宅で、９０歳の阿部祥子（しょうこ）さんが意識のない状態で発見されたものです。

阿部さんは心肺停止の状態で、頭や胸には複数の外傷がありました。

きのうの司法解剖で死因は多発外傷だとわかり、警察は阿部さんが殺害されたと断定し、捜査本部を設置しています。

警察などによりますと阿部さんは一人暮らしで、一階寝室の布団の上に服を着た状態で倒れていたということです。

現場は三川町役場近くの住宅街で、住宅前には規制線が張られ、きょうも朝から捜査が続けられていました。

警察によりますと過去にトラブルの相談などは寄せられていないということです。

近所の人によりますと阿部さんは地域の食事会や身体を動かす活動などによく参加していて社交的だったということです。

近所の人「明るくて元気なおばあちゃんでした。きさくで、久しぶりだねと声かけてきて、人から恨まれるような人ではない。まさか自分の家の近くでこんな事件が起こるなんてびっくりして信じられない。早く犯人が捕まって安心して暮らしたい」

また、阿部さんは三川町の阿部誠（せい）町長の＂おば＂にあたるということです。

阿部町長はＴＵＹの取材に対し、「最後に会ったのは先月２０日で普段通り明るかった。社交的で気さくな人だったのでこんなことになるとは思わなかった」とコメントしています。

関係者によりますと、阿部さんの家の１階の窓ガラスに割れている箇所があることがわかりました。

警察では割れた窓ガラスが事件と関係があるのかも含め調べを進めています。

現在のところ犯人の行方はまだわかっておらず、警察による捜査が続いています。

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