兵庫県の斎藤元彦知事の臨時記者会見がはじまりました。
冒頭、斎藤知事は「結論から言いますと、議会の解散をせず30日付で失職する。出直し選挙に臨ませていただく」と述べました。
その後、これまでの実績などを述べ、「知事の仕事をまだまださせて頂きたい。辞職でなく、失職。出直していきたいと思っている。」と話しました。
そして、「3年間、悔いなくさせていただいた。県民の皆さんのご理解、そしてお力をぜひまた頂ければありがたい」と話しました。
◆決断はきのうの朝
最終的な決断はきのうの朝だったといいます。
県庁で取材対応をした後、斎藤知事に高校生が手紙を渡したということです。
そこには「辞めないでほしい」という内容が書いてあったといい、斎藤知事は「今でも感情的になるが、、そこはぐっと来た」と話し、目に涙をためました。
また、議会の解散について問われると、「今だから言うが、最初から(選択肢に)なかった」と話しました。
さらに「もともと私は辞職という選択肢はなかった」とも話し、失職とその後どうするかの選択肢しかなかったことを明かしました。
◆選挙は10月27日・11月10日も
兵庫県議会では19日、斎藤元彦知事に対する不信任決議が、議員86人の全会一致で可決。
斎藤知事が議会を解散しない選択をしたため、今月30日の午前0時に知事を自動失職することになります。
兵庫県戦選挙管理委員会によりますと、投開票日は、10月27日でも11月10日でも、物理的には可能だということです。
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