帝国データバンクの26日の発表によりますと、青森県八戸市の(株)フジタ企画は、9月13日に青森地裁八戸支部より破産手続きの開始決定を受けたということです。

(株)フジタ企画は1972年(昭和47年)7月創業、77年(昭和52年)7月に法人改組され、日本料理店「割烹さんりく」として八戸市中心街の立地を活かして、地元市民や観光客に地場食材を使った和食や郷土料理などを提供して親しまれ、バブル期には内装を高級感のある数寄屋造りに改修して収容人数を拡張し、事業を拡大していたといいます。

しかし、新型コロナの影響による外出自粛や会合の見送りなどの生活様式の変化によって業績は低迷。2023年5月期の新型コロナの5類移行後も客足の回復は鈍く、2024年4月期の年売上高は約7200万円にとどまっていたということです。

その後も食材価格の高騰や人手不足からの改善の兆しがみられなかったことから、8月17日に事業を停止していました。

負債は約1億円とみられています。

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