日本の南で発生した台風16号は、25日21時には日本の南を時速15キロの速さで西南西に進んでいます。中心気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルです。台風はこのあと熱帯低気圧になって、28日(土)ごろ関東に接近する可能性があります。29日(日)までの雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。

気象庁HPより

気象衛星ひまわりの画像では、日本の南に台風16号の発達した雨雲が確認できます。

26日21時には日本の南の北緯28度35分、東経132度20分を中心とする
半径95キロの円内に達しほとんど停滞する見込みです。中心気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルが予想されます。

台風16号は、発達することなく、27日21時には日本の南で熱帯低気圧に変わり、時速15キロで北東に進む予想です。

ただ、熱帯低気圧に変わったのち28日(土)に、その熱帯低気圧が関東地方付近に進むと予想されています。台風16号から変わった熱帯低気圧は、北側の秋雨前線を刺激して大雨の可能性があります。また、秋雨前線に取り込まれ、温帯低気圧となって進んでくるかもしれません。どちらのケースでも、元台風が暖かく湿った空気を大量に持ちこんで大雨のおそれがあります。石川県能登地方を襲った大雨も、〈台風14号+秋雨前線〉でした。

ゲリラ雷雨が発生し、シミュレーションで雨が予想されていない場所も局地的に雨となる可能性があります。今後の気象情報に注意してください。29日(日)までの雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。

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