東京・墨田区や港区で水道水からシンナーなどのような異臭が発生した問題で、東京都はきょう未明、臭いがなくなり、水道水を飲めるようになったと発表しました。ただ、異臭の原因は現在も調査中です。

東京・墨田区と港区ではきのう、一部の地域で水道水から油やシンナーのような異臭が確認され、東京都が住民らに対して、水道水を飲むことを控えるよう呼びかけるとともに、給水車で水の配布を行いました。

住民
「(朝)コップに水をくんで歯を磨こうとしたら異臭がしたので、私はすぐやめました。アンモニアのような臭いですね。水の色も透明で何も変わらなくて、ただ臭い。鼻に近づけると臭いがしちゃうなという感じ」

都は配水管の水を入れ替えた結果、異臭がなくなったとして、きょう未明、墨田区・港区いずれも水道水を飲めるようになったと発表しました。

都によりますと、これまでに水道水を飲んで体調を崩した人はいないということです。

異臭が発生した原因は今も分かっていませんが、墨田区と港区とでは配水の系統が異なるため、都は2件に関連はないとみて調査を進めています。

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