青森県南部町が、事前に必要だった議会の議決を受けずに小中学校の教諭が使う教科書などを購入していたことが24日までに分かりました。議決を受けていないのは3回であわせて4600万円あまりにのぼるということです。

南部町で議会の議決を受けていなかったのは、小中学校の教諭が使う教科書と指導書です。その額は、2020年度、21年度、24年度の3回であわせて4668万円にのぼります。

南部町の条例では700万円以上の財産を取得するためには、事前に議会での議決が必要と定められていました。ただ、町は教諭用の教科書などは消耗品費という扱いで購入し、財産には該当しないと認識を誤っていたということです。同様の問題は岩手県の3町村で起きていて、その報道を受けて南部町が確認したところ、対応が必要なことが判明したということです。

町は26日開く臨時議会で、予算の追認を求める議案を提案する予定です。

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