急に秋めいてきて慌てて衣替えをしたり、布団を出したりした方も多いのではないでしょうか。こうした季節の変わり目に今、人気なのがコインランドリーなんだそうです。
■衣替えシーズン 布団も丸洗いできるコインランドリー活況
10代
「結構涼しくなってきたので、そろそろ衣替えしたいなと思います」
20代
「きょうから長袖をデビューしたので、そろそろタンスの中も衣替えしてもいいのかなと思ってます」
気温の低下とともにようやく訪れた衣替えシーズン。
こんな時、皆さんが利用するのはクリーニング店?それともコインランドリー?
30代
「うちはコインランドリーの方が多いですね」
40代
「乾燥時間を考えるとコインランドリーはすぐ乾くから助かります」
50代
「洋服は完全にクリーニング。毛布とか大きい物は全部コインランドリーで分けています」
実はここ数年、コインランドリーの店舗数(クリーニング取次店は除く)がどんどん増えていて、2021年にはクリーニング店の数を上回っています。(厚生労働省・株式会社TOSEIより)
24日、都内のコインランドリーを訪れてみると、多くのお客さんの姿がありました。
40代(4人家族)
「家の全自動のドラムで乾燥やるとトータルで2時間30分とかかかる。こっちだと1時間20分で(できるので)」
40代(4人家族)
「ちょうど季節の変わり目で、もうすぐ羽毛布団を使おうかなと思ったので(来た)。これを今しまって、これ(シーツ)も洗濯しているので、1回家に置いて戻って取りに来ます」
全国に252店舗を展開する「Baluko Laundry Place」。
中でもこちらの店舗では…
30代
「カフェでくつろぎつつ待てるっていうのが非常にいいなと思います」
店内にカフェスペースを設置。
出来たてのコーヒーと手作りのベーグルを楽しめるなど、待ち時間も退屈せずに過ごすことができます。
Baluko Laundry Place 代々木上原 岡田優梨亜店長
「今までは単身の男性の方とかが多かったのですが、今、共働き世代やご夫婦で洗濯を週末に一緒にやっちゃおうといらっしゃる方が多くなってきた」
サービスも充実していて、専用のバッグに洗濯物を詰めて持ち込めばスタッフが洗濯を代行。
しかも畳んだ状態で受け取れるとあって、一日20件ほど注文が入るそう。(※ネット注文含む)
さらに今、寝具の入れ替えを考えている方にオススメのコインランドリーも。
Nスタスタッフ
「布団をそのまま立てかけて洗える特徴的な洗濯機があります」
残暑が厳しいこの時期、気温や湿度も高いと、ダニが繁殖しつづける傾向があるのです。
TOSEI 塚本広二さん
「日干しをしても布団の裏側にダニ等は逃げてしまって、全く死滅効果は期待できません」
この洗濯機では、高温のスチームと熱風乾燥で汚れやダニの除去を可能にしてくれます。
しかも時間はわずか20分。お値段も800円とお手頃価格です。
季節の変わり目、コインランドリーを賢く使ってみてはいかがでしょうか。
■「コスパ◎」「タイパ◎」ダニ対策にも
井上貴博キャスター:
家ではできないことができて、クリーニング店よりも安く上がるコインランドリーが今、増えています。
クリーニング店(※クリーニング取次店除く)は2022年度、全国で2万1299店舗あります。(厚労省より)
一方、コインランドリーは2023年度、約2万5000店舗(推計)となっていて、10年間で4割増加しています。(TOSEI調べ)
コンビニエンスストアで一番多いセブン-イレブンで2万1000店舗と言われているので、それよりもコインランドリーのほうが多いというわけです。
ホラン千秋キャスター:
10年ぐらい前まではだんだん減ってきていたと思いますが、おしゃれさが加わってグッと伸びた印象ですよね。
井上キャスター:
カフェが併設されたコインランドリーも増えました。
その背景には、共働き世帯・高齢者の増加があり、家事の負担を減らしたいということでコインランドリーを選ぶ方が増えているということです。
日本コインランドリー連合会の高橋岳彦常務理事によると「数日かかるクリーニングと比べて、コインランドリーは1~2時間で終わる。コスパ・タイパの良さが人気」だということです。
また、ダニ対策にも効果的と言われています。
ダニ退治には「熱」が有効で、60℃以上の熱で約10分で死滅します。もっと温度が高ければ、もっと早い時間で死滅します。
家庭用の乾燥機は40℃~50℃ですが、コインランドリーでは100℃の熱がでるので、ほぼ一瞬で死滅するぐらいの温度を出すことができます。また、遠心力が強く死がいなどを取り除く効果が大きいということです。
ダニが活動するのは6~7月ぐらいと言われていましたが、残暑まで活動するのでこの時期もコインランドリーが人気だということです。
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