この春に青森県警察学校に入学した31人が24日に卒業の日を迎えました。新たな一歩を踏み出した卒業生の中には2023年、亡くなった父との約束を果たすために決意を新たにした警察官もいまいた。

県警察学校で行われたのはこの春に入学した初任科生の卒業式です。

およそ6か月間にわたって警察官として必要な法律の知識や逮捕術などを学んだ31人は晴れやかな表情で卒業の日を迎えました。卒業生1人1人に卒業証書が手渡された後、小野寺健一本部長が「県民のために尽くすひたむきさを大切にしてほしい」と訓示しました。

※県警察学校卒業生 秋戸瞬さん
「娘が生まれてかっこいい父親になりたいと思って警察官を志望したのでこれからもかっこいい父親になれるようにがんばっていきたいと思います」

この日を特別な思いで迎えた1人が千葉栞那さんです。卒業式後には母親と、亡き父親の遺影とともに笑顔で写真に収まりました。

※千葉栞那さん
「昨年の10月に他界した父との約束で白バイ隊員になるという風に生前から約束していたのもあるのでそれを叶えられるように交通課に行って白バイ隊員になりたいなと思います」

さまざまな思いでこれから警察官人生を歩み出す31人。青森や八戸など8つの警察署に配属され、地域の安全と安心を守る警察官として職務にあたります。

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