新潟県内は20日、下越を中心に大雨となりました。交通機関にも影響が出たほか、関川村では339世帯に一時避難指示が出されました。

前日に続いて大雨となった新潟県内。
村上市三面では1時間に70.5ミリの非常に激しい雨を観測したほか、村上市の3つの地点で、半日で100ミリを超える雨が降りました。

気象台と新潟県は土砂災害の危険度が高まっているとして、20日午後6時現在も村上市に土砂災害警戒情報を発表。また関川村は339世帯1216人に避難指示を発令しましたが、20日午後5時半に解除しました。

また交通にも影響が出ました。JR東日本は越後線や信越線、羽越線などの一部の区間で始発から運転を見合わせました。

東京へ行く家族
「きょうは車で。電車が止まってしまったので、車で(新潟駅まで)来ました」

大学生
「新潟から埼玉まで戻るはずだったのですが、在来線で。まあしょうがないので、長岡まで新幹線使おうかなという感じ」

大雨を受けて新潟県は、気象台など関係機関と対応について確認。前線の影響で、22日にかけて災害発生の恐れが高まるとして、異変を感じたら早めの避難を呼びかけています。

新潟県危機対策課 新保直人課長
「市町村からご自分のいる地域に避難指示等避難情報が発令されましたら、迷わず安全な場所に避難するようよろしくお願いいたします」

21日夕方までの24時間に降ると予想される雨の量は、いずれも多いところで、下越で120ミリ、佐渡で100ミリ、上・中越で80ミリとなっています。

気象台は、下越では20日の夜のはじめごろにかけて、土砂災害に厳重な警戒を、河川の増水、氾濫に警戒を呼びかけています。また、県内全域では22日にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するよう呼びかけています。

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