香川県に住む60代の女性が、今年2月から4月にかけて特殊詐欺の被害にあい、現金約1億円をだましとられていたことがわかりました。
今年2月18日、女性の自宅の固定電話に、総合通信基盤局をかたる男から、「あなたの携帯電話から詐欺のメールが送信されている」などと電話がありました。その後、警察官や検察官をかたる男に繋がり、「詐欺事件への関与が疑われるため金の流れを調べる」との口実で、インターネットバンキングの口座の開設と暗号資産取引所への登録を指示されました。女性はパスワードなどを伝えたということです。
3月5日から4月11日にかけて、開設した口座から暗号資産取引所に現金を送金したところ、あわせて1億792万円がだましとられました。
警察では「警察官や検察官が口座の開設を指示したり金銭を振り込ませたりすることは絶対にありません」と注意を呼びかけています。
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