福島第一原発の燃料デブリの取り出しが、装置につけたカメラの不具合で中断している問題で、東京電力は20日もカメラの調査を継続しています。

福島第一原発2号機では、9月10日から溶け落ちた核燃料=燃料デブリの試験的な取り出しに着手していました。ところが、17日に装置の先端につけたカメラに不具合があり、作業が中断しています。これを受けて、東電は19日、格納容器の中に入っていた取り出し装置を一旦外に出し、カメラの外観などを調査することを明らかにしました。

これに先立ち、20日は、オシロスコープと呼ばれる電気信号を測定する機械をカメラに接続する準備を進め、不具合の原因などを調べるということです。復旧の時期については未定で、作業再開の見通しは、立っていません。

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