自民党総裁選をめぐり、候補者である高市経済安保担当大臣側に“文書の郵送のルール違反があった”と指摘されている問題で、選挙管理委員会はきょう、高市氏に対し、追加の処分はおこなわないことを決めました。

この問題は、自民党の選挙管理委員会が“党員らへの文書の郵送を告示前から禁止する”ことなどを決めた後、高市氏側が作成したリーフレットが自民党員らに届いていたものです。

他の陣営や党員らから“ルール違反ではないか”などと抗議の声が上がり、選挙管理委員会はきょう、対応を協議しましたが、すでに高市氏には注意をおこなっていることから追加の処分はおこなわないことを決めました。

自民党 高市早苗 経済安保担当大臣(63)
「決められたルールについては厳密に守らせていただいておりますし、(処分なしの決定について)ご理解いただいた、ご配慮いただいたことに感謝申し上げます」

ただ、リーフレットの送付が党員の投票行動に影響を与えているとの指摘もあり、選挙管理委員会は“正しい情報に基づいて投票するよう”呼びかける声明を出すとしています。

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